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『プロメテウスの枷鎖』
今回は、最新話【第2話】のネタバレ・あらすじと感想をまとめてみました!
ちなみに【第1話】のネタバレは下記でまとめていますので、読んでいない方はまずこちらからどうぞ!
ネタバレなしで『プロメテウスの枷鎖』【第2話】を読みたい方は…
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『プロメテウスの枷鎖』【第2話】のあらすじ・ネタバレ
神様が主人公というなんともファンタジー心を揺すぶるプロメテウスの枷鎖、第2話がいよいよ公開されました。
今回は男性たちが棺を開けるシーンから始まります。
開けた瞬間、驚きの声をあげる男たち。
棺の中には死んだ人間が納められているはずなのですが、中には腐るどころか生きている時と同じ――いえ、髪の伸びた女性が。
男たちはそんな彼女の姿を見てしんでから三か月以上経ったとは思えない。
やはりマーシーは吸血鬼だと騒ぎます。
第2話 『マーシー・ブラウン吸血鬼事件Ⅰ』の始まりです。
『プロメテウスの枷鎖』は実際の事件を元にして書かれているので、お話に入りやすいですね。
さて、事件の概要ですが、1800年代のアメリカでは結核は不死の病として恐れられていました。
そしてロードアイランド州エくセターの農場の一家ブラウン家でも
まず母親のメアリーが結核で亡くなり、その後長女のメアリー・オリーブも結核で死亡。残されたのは父親のジョージ、長男のエドウィン、次女のマーシーでした。
しかしその2年後エドウィンが結核に感染。父親は何とか治そうとエドウィンを遠くの地で静養させるが、その間に次女のマーシーも結核に感染し死亡。
静養先で良くなったエドウィンだが、実家に戻ると病状が悪化。
さらに「夜気付くと胸の上にマーシーが乗っているんだ…」というようになった。
結核は空気感染なので同じ家に暮らしていた一家が全員感染するというのは分かりますが、死んだはずのマーシーが現れると言うのは不思議ですね。
この頃からマーシーが墓場を歩いていたという噂も出はじめていたようです。
そしてついに「死んだ家族の誰かが吸血鬼になってエドウィンの精気を吸っているに違いない」と言い出す者が。
仕方なく妻と長女の墓を暴くが、おかしなところはなく、続いて次女のマーシーのもとへ。
マーシーは冬で地面が凍っていたために墓が掘れず、教会の地下安置室に3ヶ月近く保管されていた。
そしてここで冒頭のシーンに繋がるかと思います。
彼女の死体は3ヶ月近く経ったとは思えない程みずみずしく髪や爪も死んだ時より伸びていた。
「というのがマーシー・ブラウン吸血鬼事件のあらましだよ」
というゼウスのセリフでシーンはゼウスの屋敷へ移ります。
どうやらいつものように罰を受けているプロメテウスに事件の概要を説明していたようです。
ゼウスは彼の拘束を解きながら自身の見解を述べます。
髪や爪が伸びていたり、心臓に血が残っていたのは人間の科学的に説明がつくらしいが、マーシーが兄の胸の上に乗ってきたり、墓場を歩いていたっていうのは説明がつかない。
「君だったらこの謎をどう解くのかな、プロメテウス」
そう語り掛けられたプロメテウスは「兄と妹」という言葉から思い出す存在がある様子。
笑顔の可愛らしい女性と、さわやかな青年が描かれています。
また新たなキャラクターの存在がちらつきましたね。
このふたりがプロメテウスにとってどういう存在なのかはさておき、プロメテウスは事件を解いてみることにします。
そして二人は時の神クロノスから借り受けたという砂時計を使って時間を移動します。
ゼウスは全知全能ですが、時間を操る事だけはできないのです。
そして彼はプロメテウスの持つ先見の叡智の力は異種のものであると告げます。
未来予知に限りなく近い未来予測。自分にはない貴重な能力を持っているからプロメテウスが必要だと。
それにプロメテウスは何も答えません。
するとゼウスは「…まあいいや」と歩いて行ってしまいます。
心の中で「今はまだ――ね」と呟いて。
そして二人は屋敷の外へ出ます。
そこは19世紀末のアメリカロードアイランド州エくセターでした。
彼らはブラウン家へと向かいます。
するとゼウスは嬉しそうに「とりあえずマーシーの部屋を覗いてみようよ」と提案します。
さすがゼウス。そこだけはブレません。
しかしプロメテウスに「女の子の部屋を覗きたいだけじゃないのか?」と問われると否定し、それらしい理由を並べます。
もう本性はプロメテウスにバレていると思うので、そこは隠さなくてもいいと思うのですが、ゼウスなりのプライドなのでしょうか。
プロメテウスに言われたことを大声で否定していたので、声に気付いてマーシーが窓から顔を覗かせます。
そんなマーシーにゼウスは「君すっごく可愛いね!恋人とかいるの?」と個人的な探りを入れます。
マーシーは「恋人は…そうね…いないけど――」とどこか含みを持たせた言い方で答えます。
恋人はいないけれど好きな人はいる、といった印象です。
しかしゼウスは恋人がいないという言葉を聞いて「だったら僕と――」と本格的に口説き始めるのですが、すかさずプロメテウスが遮って「この辺で衰弱して死に至る病気が流行っているだろう? どのくらいの被害が出ているか調査しているんだ」と本題を投げかけます。
するとマーシーは母と姉も同じ病気で亡くなり、兄のエドウィンも病気だと告げる。
昔から優しかったエドウィンに対して「天使様がいるならエドウィンみたいなんだろうなって思うの」と表現するマーシー。
彼女は「すごく心配で、寂しくて――今すぐにでもエドウィンに会いたい…」と漏らすのですが、プロメテウス同様、違和感を感じてしまうような感情をビシビシと感じますね。
そして夜も遅いからとマーシーのもとを去る二人は、庭を抜ける途中でジョセフという青年に出会います。
彼はマーシーが心配でここにいたというのです。
エドウィンが居なくなってからマーシーは元気がなく、いつもどこか思いつめている様子だった。
昔からエドウィンにくっついて、何故か雑貨店で働くようになったエドウィンをマーシーは毎日迎えに行くくらいべったり。それなのにエドウィンが病気になってしまい、家を離れてしまった。
マーシーがエドウィンに会う為に家出するのではないかと心配だったというのです。
そんなジョセフが去ると、プロメテウスたちは先程彼が言っていた雑貨店を訪ねてみることにしました。
店に行くと店主らしき男性が店を閉めているところでした。
その男性からエドウィンについて話を聞こうとするのですが、男性は特に変わった様子はなかったと返答します。
そこでプロメテウスはマーシーについても質問します。
すると男性は「父親はマーシーが迎えに来るのをやめさせたかったみたいだよ」と教えてくれます。
ですがその理由までは分からないようでした。
それ以外にはマーシーにもとくに変わった様子はなかったとのこと。
二人はようやく屋敷にもどり、紅茶で一息つきながら事件について話しています。
ゼウスがプロメテウスに紅茶を入れてあげているようで、すごく意外です。
それはさておき、やはりプロメテウスは兄への情が強すぎるマーシーに違和感を抱いている様子。
そして何かが起こるとしたら彼女が結核になってからかもしれないと続けます。
ゼウスは「じゃあこのなぞ解きをもう少し続けようか」と答え、「だけどその前にまた朝が来たよ」と告げます。
朝が来たことによってプロメテウスはまた罰を受ける時間になってしまったのです。
身体を拘束され内臓をえぐられるプロメテウス。
痛みに呻く彼にゼウスは囁きます。
「君が今回の事件で誰を思い出したかわかるよ。あの兄妹の事を思い出しているんだろう?」
動揺するプロメテウスの脳裏に涙を流して手を伸ばす女性の姿が。
そして「待っていろ、アネモネ」という心の声で2話は終わります。
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今回は、『プロメテウスの枷鎖』【第2話】をネタバレ紹介しました。
でも、正直文字だけでは伝わらないところもあると思います。
キャラのちょっとした表情をどう読み取るのか、そこもまた漫画の楽しさですもんね。
それに、やっぱり画のある最新話を読んだほうが、断然面白い!
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『プロメテウスの枷鎖』【第3話】の考察
プロメテウスの思い出していた兄妹。彼らはプロメテウスとどういう関係なのか。
ルーシーの事件の真相とは何なのか。
次回が待ち遠しいですね!
『プロメテウスの枷鎖』【第3話】掲載予定の、月刊ASUKAは2019年7月24日発売です。
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