サムライ8(エイト)八丸伝|最新話【第1話】ネタバレ・感想!ー1つめの鍵ー

『サムライ8(エイト)八丸伝』

週刊少年ジャンプ(2019年24号)より連載スタートした、最新話【第1話】のネタバレ・あらすじと感想を

どこよりも早くまとめました!

連載初回はなんと大ボリュームの72ページです!!

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漫画『サムライ8』【第1話】のあらすじ・ネタバレ

遥か遠い宇宙ー

誰かが呟いた。

銀河を守り続けることが侍の「義」であり、”奴”を止め続けることが自分の「義」であると。

 

パンドラの箱と鍵

「その間に… 『パンドラの箱』を探しなさい

かつて武神不動明王様が星々を救う方法を記し封印した箱です」

そして、パンドラの箱を開けるには7つの鍵が必要だという。

 

パンドラの箱と鍵を探すことを命じられた弟子はうろたえた。

「…しかし師よ! こんな体に閉じ込められてしまっては… これでは侍ではなくまるで… それに光までー」

どうやらこの弟子は、何かしら体に不便があるようだ。

 

”師”と呼ばれた人物の姿が見えた。

褐色の肌に束ねた黒髪、カチューシャのようなものをつけて、女性のように見える。

日本刀の柄に両手を置いていた。

 

大切なものほど目に見えるところにはないもの まやかしによって隠れ、本質を逆に見せる

「この銀河を救う鍵は君自身が握っているのだと… さぁ行くのです

願いを叶える流星と呼ばれた 武神 不動明王様のようにー」

そういって、クジラのような躯体から、小さなカメ型の躯体を打ち出したのだった。

 

鍵を巡る衝突

向き合う獣と獣、そして二人の人物。

なにやら周りは荒れ、戦闘の様相を呈している。

 

長い髪をオールバックにした男が言った。

「その技… 間違いない… 夜叉様の一番弟子にして金剛夜叉流二代目

狛犬のホルダーを連れ 流離の一匹狼と呼び称される侍…

 

短髪で右目に傷のある男が答える。

「猫を被るのは嫌いでね… 本性を隠して大人しくはできないタチだ いかにも拙者がー…」

名乗りを制止し、用向きを尋ねる長髪の男。

それにこう答えた。

「大師不動様のたくした鍵の一つを預かり受けに来た」

 

二人の傍らにいる”ホルダー”と呼ばれた獣たちの姿がぐにゃんと歪む。

そして、話を続ける男たちにそのオーラが流れ込み、装備へと変化していく。

「タダでは渡せぬ 分かっていよう?」

「無論だ」

”ホルダー”っていうのは、幻獣か何かなのかな?

 

先程までの姿とはうって代わり、面や鎧、刀を装備した二人。

次の瞬間、二人は衝突するー…!!

ズバッ

右目に傷のある男の左腕が斬られた…が、倒れたのは長髪の男だった。

「くっ… 左腕は囮か… 決めの太刀筋を隠すとは…」

 

左腕を捨てた右目に傷のある男は言った。

「肉を斬らせて骨を断つ 大切なものほど目に見えるところにはないもの…

1つ目の”鍵”を渡してもらおう」

 

義を見てせざるは勇なきなり

敗けた長髪の男は、本当にこの銀河を救えると思っているのか尋ねた。

自分が鍵を渡したとしても”鍵”はまだ6つ残っている、犬死にするのは勇気ではないと。

右目に傷のある男は答える。

「その『義』を犬死にと言うならけっこう… 拙者にとっては『名誉』だ」

 

その答えを聞いた長髪の男は満足そうに笑った。

確かめたかったのは、肝に携えた「勇」があるかだったのだ。

「鍵をお渡ししよう」

そう言うと、男の顔がガチャと音を立てて前後に開いた。

 

脊柱がズズっと音を立てて伸び、長髪の男と”ホルダー”の姿は一つの肉塊のようになってしまった。

どうやらこれが”鍵”のようだ。

え、何!?この人アンドロイドかなんかなの?

身体の中に鍵をしまっていて、しかも姿がなくなっちゃうなんて。

”鍵”はどう見ても、脊柱の先端に小さなボックスがついているだけだし…謎すぎる。

 

右目に傷のある男は目をスッと開いて言った。

「さぁ… 次なる旅へ出発だ」

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侍に憧れる少年・八丸

「いざっ!!!」

先程の男の声に呼応するかのように少年は叫んだ。

その頭にはVR機械のようなものをつけている。

振り上げた腕が頭上の機械に当たってしまい、折れたのでないかとその痛さにもだえた。

付けていた機器を外した少年はメガネをかけ、その額には勾玉のような印があった。

華奢な体つきで、機械のように見える左腕は義手のようだ。

 

そんな少年の元へやってきた黒ひげの男が言った。

八丸(ハチマル)! ゲームはその辺にしろ! 点滴の時間だ」

少年の名前は八丸というらしい。

 

彼がこれまでつけていた機械はゲーム機器だった。

ネットでたまたま見つけたゲームをやっていたという。

 

そばにいたフードを被ったような猫?犬?型ホルダーを早太郎と呼び、杖を持ってくるように言った。

音声システムの不調が出たり、改造したりしてるらしいから、何かロボットのようなものなのかな?

 

戻ってきた早太郎がくわえていたのは、八丸のコレクションの刀。

八丸のプログラムが悪い、と父親であるひげ男は言った。

そして、伸縮自在の杖つきの義手を使うよう勧めた。

どうやら八丸は足が悪いらしい。

そして点滴をしなくてはいけないあたり、八丸は体が弱いみたいだ。

 

武士に憧れる八丸に疑問を持つ父親。

八丸は、自分と真逆だから憧れるんだと言った。

でも八丸は、点滴する前からプルプル震えているような先端恐怖症…

父親は、お前が武士隊に入れるワケがない、護られる側の人間だと八丸に言い聞かせる。

 

機械なしでは生きていけない身体

痛いのも注射も、へりくつばかりの父ちゃんも大キライだと泣き叫ぶ八丸。

「…いくら嫌われようがお前を守る為なら何とも思わん それが親だ!!」

その言葉に対し、八丸は悔しそうに言った。

「オレだって… 外に行けるなら…親孝行の一つもしてるっつーの」

 

八丸の背中が見えた。

大きな機械から伸びたコードが、何本も八丸の背中に繋がっているー…

「コレ外して3分もたないで死ぬ身体じゃなきゃよ…」

 

父親は、八丸のために移動型の生命維持装置を作っていた。

もう何年もかかっているが、未だに完成しないことに八丸は不満を漏らす。

少し出掛けてくる、という父親に八丸は悪態をついた。

「少し出かけるねぇェ… 何年も帰って来ないなんてことにならなきゃいいけどさ! フン!」

 

”頭”と呼ばれる男

八丸の父が乗った乗り物が空をキーンと駆ける。

ちょうど、ドラゴンボールにあったような空飛ぶバイクみたいな形だ。

侍がいるけど、なんか結構技術の発達している世界みたいだね。

父親は焦っていた。

”ロッカーボール”というパーツがあれば、移動型の生命維持装置は完成するようだ。

 

ところ変わって、山間エリア。

一人の男が、今度こそ金を用意するから信用してくれと”頭”に訴えている。

”頭”と呼ばれた男は、馬のようなホルダーに乗っていた。

その姿はちょうど『NARUTO』の上忍のよう…額当てしてるし、顔周りに黒い布みたいのついてるしw

 

目で見えるものしか信用しないという”頭”は、そばにあった謎の球体から小刀を取り出して言った。

「これで切腹しろ」

 

男は、腹の前に小刀を構えるがやっぱり出来ない。

冷ややかな目をした”頭”は言った。

「”武士から侍”になりたかったんじゃないのか?」

 

言葉の意味が分からない様子の男。

その手に持った小刀に手を添え、”頭は”男の腹にズッと刃を刺し込んだ。

「さあ! どうなる?」

 

ロッカーボール

一方その頃、父親に悪態をついたことを後悔する八丸。

そこに早太郎が、大きなダルマを拾って帰ってきた。

小さなボールを投げたのに、なぜこれを拾ってきたんだ早太郎ww

 

「コイツもダメか…」

腹に小刀を突き立てられた男は死んでしまった。

”頭”は少し残念そうだが、また強そうなのを探すことにして割り切った。

息を飲む周りの部下をよそに、”頭”は小刀を謎の球体に戻した。

 

そこへやってきた八丸の父親。

「2億円…金は用意した 約束のモノを渡してもらおう!」

父親が銃を構えるも、”頭”は余裕の表情だ。

小刀を戻した謎の球体を指し、”頭”は言った。

「これが約束の『ロッカーボール』だ」

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ダルマ変形!!

早太郎の拾ったダルマに喜ぶ八丸。

ダルマは願掛けの縁起物だから、と片目に目を入れ願い事を始めた。

 

屈強な武士、いやそれ以上の侍になれるように。

しかも、自由に宇宙を飛んだ”流星の不動明王”みたいな侍だ。

そして、少し間をあけ願った。

「父ちゃんが… 無事に早く帰って来ますように…」

 

突如響く謎の声

「父親想いな奴だ… 気に入った

それに… ”武士と侍の違い”も心得ているようだしな」

声の正体を探す八丸、だがその姿は見えない。

ムクっとダルマが動き、猫のような姿が現れた。

 

「…よくぞ拙者のスリープモードを解除した なにを隠そう拙者がー」

急な来訪者にパニックになる八丸は、新手の侵入者だと騒ぎ出したのだった。

 

”侍”はサイボーグだった…!

ロッカーボールを受け取り帰ろうとする八丸の父。

”頭”は、それを使って侍にでもなるつもりかと聞いた。

八丸の生命維持装置を作るつもりの父親は、質問の意味が分からない様子を見せた。

「それにアンタを悪く言う気はないが… 武士はお高くとまっててキライでね」

 

武士と侍の区別がついていない八丸の父親、その前に立ちはだかった”頭”は語り始めた。

ロッカーボールの正しい使い方、そして”武士”はただの人間だが”侍”は人間ではないことを。

 

侍は武士の上級として武神に選ばれ、サイボーグの身体を持つらしい。

冒頭で見た長髪の男同様、”頭”の顔がガチャッと開く。

脊柱に似た『鍵』と呼ばれるメモリーユニットをベースにし、

それ以外の身体のパーツが全てサイボーグなのだという。

 

ロッカーボールは、武神不動明王の作った小さな星で、適合した者だけが侍になれる。

斬られても死ぬこともなく、ありのままの姿で宇宙を歩き、特別な霊を腹に宿すのだ。

誰もかれもが侍になれるワケではない。

なるほど、ロッカーボールから取り出したあの小刀で身体を刺して、適合するかどうかを試すのか…

覚悟も資質の一つとして見られるのかも?

 

自分には関係ないから、と帰ろうとする八丸の父親。

だが、”頭”はアンタの方が詳しいはずだと言い、その姿をじっと見つめた。

 

侍になるための『死ぬ覚悟』

変形して姿を現した猫は、名前をダルマと言った。(まんますぎだろw)

ダルマは、今は猫型の機械に入っているが元は人間、しかも侍だという。

怪しすぎると疑う八丸に、目が見えないというダルマは杖を貸してくれと頼んだ。

 

八丸が早太郎に杖を頼むと、持ってきたのはまたもや刀…。

ちょうどいい、というダルマに八丸は模造刀だから切れないと忠告した。

しかし、チンと鍔が音を立てたと思った次の瞬間、ダルマの前にあった湯呑が真っ二つに切れたのだった。

 

ダルマは、ようかんに刺さっていたようじを八丸に向けて言った。

「大事なものほど目に見えるところにはない まやかしによって隠れているものだ

侍は心眼でものを見る… 本質は逆に隠れているー」

 

八丸はこの説法に聞き覚えがあった。

ダルマは続ける。

本当に侍になりたいなら死ぬ覚悟が必要だが、腹の中に”勇”はあるのかと問う。

 

ダルマを師匠と呼び、侍としての教えを乞い始めた八丸。

刀を構えさせるが、足はガクガクで手はプルプルだww

そんな状態で侍になりたいという八丸の姿に疑問を持ったダルマは、八丸の事情を聞いた。

外に出た経験がないこと、背中のコードは生命維持装置とつながっていること…

 

再び父親への悪態をつく八丸にダルマは言った。

ケンカするほど仲がいい、それこそ本質は逆に隠れている

そして、八丸はいい侍になる”可能性”はあるが、侍には”向いて”いないと。

 

「…やっぱ見た目ガリガリのつまようじが… 侍になんてなれっこないって話っスか!?」

自分の身体の弱さが原因なのだろうとふてくされる八丸。

そうではない、と答えるダルマに八丸は苛立ち始める。

中身に問題があるのか、と聞いたがそれも違うというダルマ。

 

分かりにくいその問答にしびれをきらした八丸は、側にあった果物ナイフを取って叫んだ。

「オレは侍になる為ならちゃんと”死ぬ覚悟”だってあんだぞ!!」

腹に刃を向けるその手はプルプルと震えていた。

先端恐怖症だし、そりゃなww

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『血吸』の在処

”頭”が目につけていたのは、八丸の父親が首から下げていた鍵。

侍の魂を封じておく、狛犬魔噛みの鍵というらしい。

そして詰め寄った。

「名刀童子切高綱の”侍魂”ー 通称『血吸』の剣ー どこに隠した!?」

 

”頭”にとぼける八丸の父親。

しかし、”頭”は八丸の父親の頭部に手を当て、無理やり脳にアクセスする。

そして、その在処を突き止めた。

 

ロッカーボールを馬型ホルダーに持たせ、”頭”は飛び乗った。

八丸の父親は止めようとしたが、”頭”の手下に拘束され身動きが取れない。

その姿を横目に、”頭”を乗せたホルダーは風を巻き上げ飛び立っていったのだったー

 

”猫”型のダルマが伝説の”犬”侍ってどゆこと?

腹に果物ナイフを向けたまま、プルプル震え続ける八丸。

侍に”なる為に死ぬ”なら、それは本当の犬死に。侍の”勇”はそんなところにないと諭すダルマ。

その刹那、気配を察知したダルマは刀を手に取る。

突如天井から飛び込んできた”頭”の刃をダルマがさばいた。

 

戸惑う八丸を尻目に、ダルマは剣技を繰り出す。

金剛夜叉流 つむじかぜ(犬という字3つでそう読むらしい…)

高速で回転し、旋風を巻き起こしながら斬りかかる技だ。

 

その技に見覚えがある八丸にダルマは言った。

「猫を被るのはキライでね …本性を隠しておくのは出来ないタチだ」

このセリフ…!冒頭で右目に傷のある男が言ったのと同じだ!!

“頭”は達麻(ダルマ)を”流離の一匹狼”と呼び、

なぜ猫の姿でこんなところにいるのか驚いているようだった。

 

八丸も聞き覚えがあった、達麻のセリフ。

「ゲームと同じ…」

冒頭の二人の男の衝突はゲームだったのか、八丸がVR機器でやってたのがそれか。

しかもそのゲーム、達麻が銀河ネットにまいたものだという。

侍に導かれる子どもにアクセスするためで、直接会ったのは八丸で8人目らしい。

なるほど、ダルマは偶然八丸のところに来たんじゃないってワケか。

でも、アクセスって何の為に???

 

突然”頭”の乗ってきた馬型ホルダーの目が光り、空中に映像が映し出された。

”頭”の手下に拘束され、暴行を受けたとみられる八丸の父親の姿。

「八丸!! …無事か!?」

傷だらけになりながらも、八丸の安否を心配している。

 

思いがけない父親の姿にうろたえる八丸と達麻に”頭”は言った。

「おっと… 少しでも妙なマネしてみろ オレの命令一つでこのオッサンは死ぬ」

”頭”め…なかなかの卑怯っぷりじゃないか。

 

突如馬型ホルダーの放った光線が、動けない達麻を貫くー…!!

”頭”によれば、達麻は伝説の犬侍。

どういうワケか、八丸のいるこの星で猫型ロボットになってしまったらしい。

…ドラ◯もんみたいに言うなぁw

 

「こんなガキの為に犬死にとはな… よっぽどお気に入りのガキだったとみえる…」

面白がる”頭”は、何かを試そうと思いついたようだった。

 

童子切高綱の隠し場所はまさかの…

「ニャン!」

”頭”に早太郎が噛み付いた、がすぐに踏み壊されてしまう。

怒った八丸は”頭”に飛びかかろうとしたが、背中につながったコードのせいで近寄ることも出来ない…

「まるで鎖につながれた子犬だな 拘束する手間も省けて丁度いい」

 

悔しさで涙を流す八丸に、父親から奪った鍵を見せながら”頭”は言葉を続けた。

「お前の親が持ってたこいつを知ってるな? 童子切高綱の侍魂を隠した場所の鍵だ… そしてその隠し場所はー

お前の”中”だ

 

そう言いながら”頭”は八丸の服を破った。

現れた八丸の左胸には金属板のようなものがついていて、何やら細長い切れ込みがある。

そして、”頭”は八丸の父親から奪った鍵を近づける。

すると鍵はスッとその切れ込みに入り、ガチャと音を立てた。

 

暴れれば父親を殺すという”頭”は、未だ動けずにいる八丸に説明した。

八丸の心臓は、宝刀(=童子切安綱)のエネルギーを借りて動いていること。

そして、ただ鍵を差し込むだけでは扉を開けることが出来ず、認証コードが必要なのだと。

 

そのコードとは、八丸の心臓を止めること。

”頭”は、父親を助ける代わりに切腹しろ、と八丸に要求してきたのだ。

差し出された小刀は、ロッカーボールから取り出したものだった。

 

逆に隠れていた本質

小刀を受け取った八丸は、”頭”に本当に約束を守るのかを聞いた。

「今は浪人だが… 節義を忘れてはいない…元は侍だ」

嘘くせぇー!!!w

 

震えながらも刃を自分に向ける八丸。

父親は、それを必死に止めようとする。

「子がっ… 子が親より先に逝くなんて事が… あってたまるかァ!!!」

 

目を閉じた八丸に、これまでの父親との思い出が蘇る。

まずい流動食に文句をいう八丸に、アレルギーが多いからだとたしなめる父ー…

誕生日プレゼントにペットホルダーをくれた父に対し、かわいいのなんかいらないと悪態をついたことー…

父からのメールを無視してゲームを続けた日のことー…

 

父親は叫び続ける。

「これ以上の親不孝は許さんぞ!!!」

「オレの事が大キライなんじゃなかったのか!!? こんなオレの為にっ…」

出かける前に、痛いのも注射も父ちゃんも大キライだと言った八丸の姿がフラッシュバックした。

 

「…ンなわけ… あるかよ…」

八丸は、手を震わせながら口を開いた。

その言葉に涙のこぼれる八丸の父親。

 

「ずっと… ”大好きだった”に決まってんだろーがよォ… 父ちゃん…」

八丸も顔をくしゃくしゃにして泣いている。

達麻のいうとおり、本質は逆だったんだなぁ…

こんなタイミングでようやく素直になれたってのが、なんとも悲しい。

 

「だからよ ”父ちゃんを守る”為なら… こんなもんー」

(何とも思わん)

グサッ…

そうして、八丸は自らの身体に刃を刺したのだったー…

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童子切高綱の侍魂『血吸』

「…八丸ゥ~… …ウ…ぐっ… ウ」

拘束されたまま、八丸の父親は泣き崩れていた。

そして、八丸の左胸の扉がカパッと開いた。

心臓が止まったのだろう。

 

”頭”が死んでしまった八丸に近づいていく。

「伝説の犬侍が期待してた分…万が一にも可能性があると思ったが…

やはりいつも通りだったな… 奴も見る目なしか…」

そして扉の開いた八丸の胸から、コードをちぎりながら手のひらほどの球体を取り出した。

 

”八丸の心臓を動かしていたもの”は、ズズッと音を立てながら刀のように形状を変えた。

「ホウ… これがあの高綱の侍魂 真紅の刃か!? ”血吸”と呼ばれるだけはある」

ようやく見つけた宝刀に”頭”は喜びの表情を見せ、その場にあった八丸の生命維持装置を一刀両断した。

”頭”は刀の性能に満足した様子。

宝刀である”血吸”の価値は、時価20億はくだらないらしい…どういう基準なんだろう??

 

目覚める侍

動かなくなった達麻、八丸、早太郎ー…

その傍らで、ロッカーボールが突然強く光を放ち始めた。

そして八丸の身体が浮き上がり、背中のコードがどんどん外れていく。

腹に刺さっていた小刀がエネルギーの中心となり、光り輝くその身体に吸収されていった。

 

八丸の身体の中で形作られた、脊柱のようなエネルギー。

それはまさしく”鍵”だった。

気配を察知した達麻はハッと目を覚ます。

 

次の瞬間、鍵のエネルギーに八丸の身体が包まれる。

その気配にビクッとした”頭”が振り返った。

「… まさか…」

 

頭が前後に開いた八丸、その目は開いていた。

開いた頭が閉じ普通の人間のような姿になったが、自分の状況に驚いた。

それもそのはず…杖なしでしっかりと立ち、背中のコードも抜けているのだから。

 

意識を取り戻した達麻が言った。

「八丸…お前は今 武神 不動明王様の慈悲を受け… 三輪身の力を得た… つまり…

お前は侍となったのだ!!」

 

初めての戦い

侍になったという達麻の言葉に胸アツの八丸は、同時に戸惑ってもいた。

達麻を心配する八丸に、達麻はこの程度では死なないという。

いや、腹におもっくそ刀みたいの刺さってますし…!!

 

急いで早太郎に手をかざせという達麻の言葉に、訳も分からず従う八丸。

言われるがまま、早太郎のあるべき姿を願った。

 

すると、周りの機械がズズズと音を立て、エネルギーが早太郎に集っていく。

「それでいい… お前だけのホルダーだ 今度も大切にしろよ」

目覚めた早太郎は、以前よりも心なしか体が大きくなっていた。

「ニャン!!!」

 

再開を喜ぶ八丸の元へ、馬型ホルダーにまたがった”頭”が戻ってきた。

「!!? そんなハズは!?」

そして”血吸”を構え、八丸に向かってくる。

 

早太郎がくわえてきた刀を八丸は構えた。

「いざ!!!!」

しっかりと刀を握りしめた八丸は、先程のように震えてはいない。

「父ちゃんはオレが助ける!!」

 

向かってくる”頭”の死角から、早太郎が刀の鞘で攻撃する。

くらんだところに八丸が刀で仕掛けるが、盾のようなエネルギーに弾かれてしまった。

 

馬型ホルダーから流れ込んだエネルギーが、”頭”の鎧へと変化していく。

「多少驚いたが好都合 お前の侍魂もいただく!」

本気出してくる雰囲気ですよ、コレ。

 

何度も攻撃を仕掛ける八丸、しかしそれはすべて弾かれてしまう。

どうやらただの刀で侍の鎧は傷つかないらしい。

というか、八丸が持ってる刀ってそもそも模造刀だもんなぁ…

 

刹那、”頭”の後ろから跳んできたエネルギーの刃が、侍の鎧を破壊した。

その勢いで馬型ホルダーから転げ落ちる”頭”

達麻が叫ぶ。

「これで切れる!! お前の『義』を見せてみろ!!」

肉を斬らせて骨を断つ

体勢を立て直し、再び馬型ホルダーに乗って八丸へ向かってくる”頭”

八丸も”頭”に向かって走り出し、跳び上がって刀を振った。

 

ズバッ

地面に落ちたのは模造刀を握る八丸の右腕だったー…

 

しかし次の瞬間、”頭”はホルダーから落ちる。

「ぐっ… …仕込み…  刀か…?」

傷を負って立ち上がれない様子だ。

 

背を向けたまま、八丸は答えた。

「正確には杖だ 父ちゃんがくれた… オレを支えるもんのひとつだ」

八丸の左腕には、父親が作った杖つきの義手がついていた。

先端についている刃は、侍の能力でエネルギーを集めて形作られたものだろう。

 

「肉を斬らせて骨を断つだな」

達麻が言う。

まさに、ゲームで右目に傷のある男がやった戦法と同じことを八丸はやってのけたのだ。

 

「バカなっ… このオレがこんなガキに… なぜ…だ…?」

解せぬ様子の”頭”の姿が、徐々にロッカーボールへと変わっていく。

 

目があるのに見る目がなかった、と言う達麻。

「拙者から見ればお前なんぞただの… ガリガリの折れたつまようじだ」

 

言い切る頃には、”頭”の姿は完全になくなっていた。

 

 

初めての親孝行と1つめの鍵

斬り落とされた八丸の腕は、体内のエネルギーを使い元に戻った。

「さすがはサイボーグ」の一言で片付けていいのか分からないが、

とにかく侍の力ってスゴすぎ…w

 

達麻は、それが本当の姿だと八丸に告げる。

これからは待つだけではなく、こちらから迎えに行けるのだと。

「行くぞ 父親のところへ」

振り返った八丸の顔はとても嬉しそうだった。

「いざ… 初めての親孝行だ」

 

達麻は心の中で呟いた。

(師よ… 八人目でやっと見つかったようです 八丸という本物の鍵が…)

 

なるほど、冒頭で姿の見えなかった弟子は達麻だったのか!

パンドラの箱と鍵を探すように命じた”師”ってのは、

ゲーム内での発言から推察するに「夜叉」って奴なんだな。

確かに元人間からすれば、猫型ロボットの姿では不便だわな…

 

父親が囚われていた場所に着いた頃には夜だった。

生きていた八丸の姿に、涙を流して喜ぶ八丸の父親。

その抱擁を素直に受け止める八丸は、身体の弱さをふてくされていた時とはまるで別人だった。

 

残り6つの鍵を探さなくてはいけない達麻。

長い旅になりそうだが、八丸とならー…

その後ろ姿は、心なしか希望を感じているようだった。

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今回は、『サムライ8』【第1話】をネタバレ紹介しました。

でも、正直文字だけでは伝わらないところもあると思います…

八丸と”頭”の見開きシーンは、その気迫に鳥肌が立ちましたから!!

それにキャラのちょっとした表情をどう読み取るのか、そこもまた漫画の楽しさです。

やっぱり画のあるほうが、断然面白い!

 

ストーリーに触れて、岸本斉史先生のこれまでの作品が気になった方もみえるかもしれません。

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漫画『サムライ8』【第1話】の感想・考察

新連載の『サムライ8』

初回はボリュームたっぷりの72ページで、読み応えが半端なかったです!!

 

まさかゲームで、侍の素質を探るとは…正直めっちゃ気の長い話ですよ。

しかも、達麻はこれまで7人に会っていてその誰もが鍵にならなかったワケですからね…

孤独な旅を続けてきたのだと思います。

 

そして、自らの身体の弱さを言い訳にせず、侍を志し続けてきた八丸。

でも、どこかで「無理なんじゃないか」っていう憤りもあったんでしょうね。

ふてくされたような態度も、それが原因だったんじゃないでしょうか。

念願の侍として目覚めたことで、すっきりとした表情に変わり素直になれた姿に成長を感じました。

 

次回は、達麻と一緒に八丸が旅立つのでしょうか。

八丸を生かすためとはいえ、父親が『血吸』を持っていたのにも事情がありそうですし…

何やら『血吸』を軸に物語が進んでいくのではないかと推測しています。

 

『サムライ8八丸伝』【第2話】掲載予定の、週刊少年ジャンプは2019年5月20日発売です。

次回も巻頭カラーで大増の33ページなので、見逃せません!!

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